10月31日 インタビューシナリオ(案)
沢田千津子
WILL NEXTの目指す世界
1.マークについて(名刺、バッジ)
友達がデザインしてくれました。メダカロケット・青い地球は環境保全活動を表現しています。
2.悪臭除去研究所という名前の由来
まず、何をしているかが明確です。インパクトがあって、すぐに覚えてもらえるところも気に入っています。
当研究所は、22年前の1996年から環境保全に対してアプローチできる様々な研究開発を行っていますが、その中でも「天然アンモニアの完全無臭化」に成功したことが初めの開発だったので、「悪臭除去研究所」という名前にしました。
※実験をする。口に入れるのを忘れない。←安全だということの立証
3.WILL NEXTの由来
「WILL」、「NEXT」という意志・未来を表現する単語を使い、「次の時代を作っていく、リードしていくのは自分たちだ!」という想いを込めて名付けました。
4.そもそもなぜ環境保全に興味を持ったのですか?
10歳の時、当時の私の担任の川村先生から、授業で地球の絵を書いて、オゾン層破壊の話を聞いたんですね。それを見たとき、「私は地球環境を守る国連職員になりたい!」という夢を持ったのが、始めのきっかけです。
いま振り返ると、その年は1987年で、オゾン層を破壊する物質に関する「モントリオール議定書」が採択された年でして、先生はそのことを私たち小学生にも分かりやすく説明して下さったのだと思います。
※1985年にはオゾン層保護に関する「ウィーン条約」が採択されている
5.アインシュタインが後世に残した宿題に一つの回答を示す
1992年に「国連気候変動枠組条約」(「地球温暖化防止条約」)が採択
1987年のモントリオール議定書で決まったように、2020年までに代替フロンも使えなくなることは既に分かっていました。
そこで、私はアインシュタインが実現できなかったアンモニア冷媒に注目しました。「アンモニア臭を消すことができれば、温室効果ガスの排出を抑えられ、地球温暖化に歯止めをかけられるのではないか」という仮説を立てたわけです。そこから着想したものを徐々に形にしていって、1996年、友人と研究を開始し、一つ目の研究「COC(アンモニア臭分解剤)」が完成しました→アインシュタインができなかったアンモニア冷媒が完成する。
そういったもろもろの環境問題に、様々な研究開発という形で具体的アプローチをしていこうと活動をしているのが悪臭除去研究所なのです。
6.1889年と2020年がカギとなる年
当研究所(WILL NEXT)は、1889年(パリ万博でガソリン自動車が発表された年を、“産業革命の始まり”と位置付け、「環境汚染のなかった1889年以前の暮らしに戻していくこと」をテーマに研究を続けています。当然、当研究所の開発した物も、全てが1889年以前から自然界に存在した物だけを原材料にしています。だから先程の実験でも口に入れることができたわけです。当然、化学物質を使っていないわけですから環境にも優しいです。
また、今後2020年(「化学物質の有害影響を2020年までになくす」という世界各国共通の目標の年)を境に、化学物質が使えなくなる時代が間もなく到来します。青く美しい地球の存続のために、枯渇しない、安全な資源を使った製品開発が、いま世界中で求められていますが、当研究所はその点にもいち早く着目し、22年前から研究開発を続けています。
7.なぜ非営利組織なのですか?
当研究所は、環境保全、悪臭除去を目的とした、非営利型の一般社団法人です。「なぜこのような素晴らしい開発を製品化して収益にしないのか」という質問が大変多いのですが、理由は、将来的に公益社団法人への移行を視野に入れて設立しているからです。
8.WILL NEXTの目指す世界
私共は非営利組織のため、研究開発した物の販売は行っていません。しかし、それは社会や多くの方々の役に立ちたくないということでは当然ありません。
まず、製造のインフラ環境が整えば、多くのCOC液体を製造し、被災地の仮設トイレなどに寄付をしたいと考えております。災害被災地は、下水の氾濫などによりテレビでは伝わってきませんが大変な悪臭が漂っています。例えば東日本大震災では、甚大なる津波の被害が起きましたが、魚の死骸が建物の中まで入り込み、その腐敗臭がものすごかったそうです。それらを除去するためにも、COCは一役買って出ることができると思っております。
被災地等の悪臭で苦しんでいる人々の役に立つこと・・・「天然アンモニアの無臭化」という当研究所の開発した技術が「悪臭の無い世界を作り出す」、そんな世界の実現を目指しています。
9.研究所のメッセージ「Heritageの継承」
私たちが伝えたいメッセージは、「Heritageの継承」です。
“Heritage”とは、お金に換算できない「豊かな文化遺産」であり、「未来に残すべき自然環境遺産」のことです。
これからの地球の未来のために、そういったお金に換算することのできない価値の継承をしていくことが、当研究所の掲げるコンセプトとなっています。
また、私共の長年の活動や考え方を世の中に広く普及していくことが代表理事としての私の役目であり、その活動が環境保全に対する社会や人々の関心を少しでも高めるきっかけになればと思っています。
10.応援していただきたいこと
当研究所は、自費運営の組織です。よって、私共のライフワークという形で運営を続けています。当研究所の活動に少しでも興味を持っていただいた方は、是非当法人のホームページをご覧ください。「悪臭除去研究所」と検索するとトップに出てきます。すべて私の手作りですが、私の想いがそのまま文章になっていて、過去の研究所の歴史、様々な研究開発、日々のブログ、音声プレゼンなどが掲載されております。
そのうえで、更に共感をお持ちいただいた方、もしくは私共の活動を応援したいとおっしゃっていただいた方には、寄付という形ではなく、代表である私(沢田個人宛)に何かお仕事を頂ければと思います。セミナー・メディア出演・本の執筆など、研究所の認知活動に直接つながる形のお仕事でも構いませんし、私にできると思われるお仕事(マーケティング・企画などを得意としています)のご依頼でももちろん結構です。私は、仕事をした上で、そこから頂いた収益の一部を研究所の運営費にあて、これからも研究を続けてまいります。
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