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「夫源病」と「ニオイ」の関連性

 「夫源病」について、まずはGoogle先生に聞いてみようと思い「夫」という最初の一文字を検索ワードに打ち込んだ。そしたらなんと、予測変換に「夫源病」が「夫婦」を差し置いてトップに出てきた!要するに、世間では今「夫源病」は最も注目度の高いワードだということだ。

 夫源病については今更説明の必要はないと思うが、一言でいうと「夫の何気ない言動に対する不満、あるいは夫の存在そのものがストレスとなって溜まり、妻の体や心に様々な症状を引き起こす病気のこと」。その中で、私が気になったのは「夫の存在そのもの」という箇所だ。これは、ぼやかしているだけで、実は「夫のニオイ」のことなんじゃないだろうか?

 研究には「仮説」→「検証」という一連の流れがある。私の立てたこの仮説に対し、実は以前より根拠を示すデータを示しながらの検証結果を当法人のホームページ上に掲載してあるので、紹介しよう。

 

「一般社団法人 悪臭除去研究所 WILL NEXT ホームページ」のトップページより抜粋

 

『実は75.4%の妻が悩んでいた、夫の臭い!

悪臭が原因で離婚!? 

他人ごとではない「悪臭防止法」

 

 夫婦間の「気になる臭い」についてこんなデータがあります。「夫の臭い、気になりますか?」という質問について、なんと75.4パーセントもの女性が「結婚後に夫の臭いが気になっている」と回答しているのです。そして、妻の6割が「夫の臭いにストレスを感じている」と回答しています。悪臭が原因で離婚ということも、これからの時代は十分にあり得ますし、それが長年我慢してきたことの蓄積ということになると、慰謝料問題にも発展しかねません。

 ミドル脂臭、加齢臭対策が必要な30代後半以上の方のほうが、若い人より臭いに関心がなくなっているというデータもあります。ですから、ある程度の年齢以上の男性の方は特に、より一層ご自分の臭いに注意を払ってください。

 

 私が結婚されている女性にCOCのサンプルをお渡しすると、まず必ずと言っていいほど「試しました」と報告をいただく場所は、実は旦那さんの枕です。どんな立派な肩書の方でも、家では奥さんや子供さんには頭が上がらないという方が多いと思います。ご家族の中で肩身の狭い思いをしなくて済むためにも、これまで以上にご自分の臭い対策をしていただけたらと思います。それが夫婦円満、家庭円満の秘訣です。

 私たちは、今後も個人レベルの悪臭対策にも積極的に取り組んでまいります。』

 

 更に、夫婦という観点で見ると男女差もある。一般に、女性は男性よりも閾値が低く、敏感なのだ。「閾値」とは、感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な最小の強度や刺激などの量。要するに、同じニオイでも女性の方が「クサい」と感じやすいということ。また、においの感じ方は人間関係にも起因する。夫婦喧嘩をすると、妻はいつもより夫が臭く感じるということもあるのだ。

 

 ここまで、世の男性諸君ばかりをやり玉に挙げてきてしまった。女性陣からは「そうだそうだ!」という共感の声が聞こえてきそうだ。しかし、あくまで男女平等がうたわれるこのご時世、最後に女性にも加齢臭があることを付け加えておく。私もアラフォー女性として、最低限のニオイ対策はしておかねばと感じる今日この頃である。

 

 写真は我が家に最近届いたお口の定期健診のハガキです。口臭のお悩みについては本当によく質問を受けるのですが、口臭は歯磨きだけでは取れませんので、必ず歯医者さんへ行ってくださいね!

 自分のニオイ対策は最低限のエチケット、みなさんも一緒に頑張りましょう\(^o^)/