春や秋に多いと言われているヒョウやアラレ。しかし近年では夏でも度々観測される。更にヒョウに関してはゴルフボールやミカンほどの大きさとなって時速100キロで上空から降ってくることがあり、深刻な被害にもなっている。車はボコボコになるし、茨城県における農業被害の発生件数で最も多いのは雹(ヒョウ)害だ。
ヒョウやアラレというのは、積乱雲の中で作られる。最初は小さな氷の結晶だが、雲の中にある細かい水の粒が付着すると氷の結晶となり少しずつ成長する。重くなった氷の結晶は地上へ落ちようとするのだが、雲の中には上昇気流が発生しているため、再び上へと戻される。この上下運動を繰り返していると、氷の結晶はどんどん大きくなり、ヒョウやアラレとなるのだ。ヒョウとアラレの違いは、ずばり大きさにある。一般的に直径が5ミリ未満のものがアラレ、5ミリ以上のものをヒョウと呼んでいる。
降雹(ヒョウ)被害にあわないためには、ヒョウが降る前兆を知っておくことが重要だ。あたりが急に暗くなる、雷が頻繁に鳴りだすなどの異変を感じたら要注意。屋外にいる場合はカバンなどで頭部を守りながら迅速に建物の中に避難しよう。
因みに、昔の日本には夕立がよく降った。サーっと雨が降ると、涼しくなって気持ちがよかったものだ。東南アジアでも似たような現象にスコールがある。今は気温が上がり、地上の水分が一気に蒸発して雲になる。そして、その雲が重いから豪雨となって地上に一気に雨となって落ちてくる→空には雲がなく水分もなくなりスッカラカン。これが豪雨の後が猛暑となる理由(まさに今!)なのだ。岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市は盆地で空気の流れが起きず、それが記録的な暑さになっている理由だ。
私たちの住んでいる世界には、水が蒸発して空に昇り、また雨になって降ってくるという自然の循環システムがうまく作動している。産業革命以前には化学物質が存在していなかったので科学的な悪臭はなかった。人口も分散しており悪臭のもとも都会に集中していなかった。昨日(7月25日)は街にあふれる悪臭について書いたが、水も例外ではない。下水は臭いし、雨のもとになる世界中の水は飲めるような綺麗なものばかりではない。化学物質や悪臭いっぱいの水があふれている。しかし自然のろ過技術は人間世界の技術をはるかに上回っている。水蒸気が雲になり、雨となって降ってくるときには飲める無臭の水に変化しているのだ。
悪臭除去研究所の究極であり最後のテーマ「自然のろ過システム」が実現されている世界なのである!
写真は、先週末に「浴衣・着物でお食事会」に招かれて行ってきました赤坂の料亭「金龍」さん(創業90年)です。
一緒に写っているのは、お食事会の主催者である株式会社伊勢屋呉服店(こちらも創業100年企業)の佐野社長さんと、着付けをしてくれた伊勢屋さんのスタッフさんです。佐野社長のご挨拶の中で「日本の伝統文化を着物を通じて世界に発信したい」というお言葉が印象的でした。
浴衣を着て会席料理を頂くという贅沢な体験を通して、夏の風情を感じる一日でした(^-^)
帰り道、あまりの暑さにかき氷を食べて帰りました(笑)。あ、そうそう、口臭予防(あくまで応急処置)には、氷(口の中を冷やす)がおすすめですよー♪
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