2018年2月、NBC(アメリカ合衆国の三大ネットワークの一つ)によると、調査した153区画のサンフランシスコのダウンタウンのうち全てに生ごみや粗大ごみが捨てられ放置されていることが分かった。96区画は排泄物がまき散らされた状態に陥っている。かつての「花の都」サンフランシスコは様変わりし、ゴミが散乱した劣悪な環境の区画が出現して、シティホール周辺でさえも住民や観光客の安全性が脅かされる危険地区となっている。
人間の糞尿は2008年から増加する一方である。糞尿が乾くと空中に飛散するのでHIV、B型、C型肝炎ウイルスも空気中に漂うことになる。このため感染症ストリートと呼ばれる危険地域は悪名高いブラジル、ケニヤ、インドのスラム地区を上回る。今から約20年前に旅行でサンフランシスコを訪れた私にとっては衝撃のニュースだった。
ところ変わって東京の悪臭スポットと言えば新宿・歌舞伎町も外せない。私はお酒が弱く、ホスト遊びにも興味がないので行くことはほぼ皆無だが、以前仕事で昼間に路地裏を通っただけでも相当の悪臭がした。生ごみのようなニオイから油の腐ったようなニオイ、小動物(ゴキブリ、ネズミ)の死骸や糞尿の混じったニオイ、それに下水のニオイだった。これが夜になると食べ物の臭いや香水のにおいなど、人が流れ込むことで体臭も加わり悪臭レベルも相当高くなるに違いない。
これは都会に限らずどこの街でも当てはまることだが、夕方以降になると街の臭いというのは強くなるものだ。のどかな田舎にいたころには、夕方になると近所のお宅が料理する美味しそうな匂いが換気扇から外に出て漂っていた。
オフィス、家庭、飲食店、工場などなど、換気扇やエアコンの室外機を通して、街には様々なにおいが放出され、それらが入り混じり悪臭となる。そんな雑多な臭いが集中する都会は、だから悪臭スポットになるのだ。
また、世界中の都会のニオイは違う。
例えば私が印象的なのは韓国。旅行した時など、もうすでに飛行機の中からキムチのにおいがした。空港も街もすべてにキムチのにおいがした。中国の上海や香港も、香辛料(おそらく八角)のにおいがすごかった。これは、それぞれの国の食文化の違いにより家庭のにおいが放出するためだ。そう、街のにおいは建物の中のにおいが外に放出されて出ているものが殆どなのだ。
だから、私は換気扇やエアコンの室外機にいつかナノ単位で臭いをとることができるフィルターを付ければ街の悪臭が消えるのではないかと考えている。
写真は、渋谷駅で遭遇した手にトングを持ってゴミを拾っているおじさん(話しかける勇気が出ず、お仕事なのかボランティアなのかは不明!でも感動して思わずパチリしてしまった!)と、アメリカ西海岸のサーフスタイルをベースに展開するブランド・ロンハーマン二子玉川店(雑貨、カフェ)の様子です。
オシャレ過ぎ!私の気分上げ上げスポットです(((o(*゚▽゚*)o)))
コメントをお書きください