あなたは知っているだろうか?
今日も何気なく口にしている魚や、毎日のように飲んでいるミネラルウォーターや、水道水にまで、目に見えないほどの小さいプラスチックが入っているかもしれないという衝撃の事実を!
2016年の環境調査で、東京湾で釣った魚53匹のうち、31匹の消化管からプラスチック片が検出された。
また、2016年の世界経済フォーラム(WEF)の報告によると、プラスチックの微細ゴミは全世界の海に毎年800万トン以上が流れ込んでおり、重量に換算すれば2050年には魚の量を超す(!)という予測がされている。
スイスイ泳ぐ魚よりも、プラスチックの方がたくさん海に漂う現実……私はそんな世界を見たくはない。
地球規模で深刻化している海洋汚染に対して、世界中で削減の取り組みが始まっている。
6月8日、9日にカナダで開かれた先進7カ国(G7)首脳会議で、プラスチックごみを削減するための会議が行われた。「2030年までにすべてのプラスチックを再利用・リサイクル可能とし、代替品がない場合は回収可能とする」「2030年までに、リサイクル素材の使用を少なくとも50%増やす」といった対策を盛り込んだ「海洋プラスチック憲章」についてだ。
この憲章を承認した英国やフランス、EUをはじめ、インドやルワンダ、ケニアでは、レジ袋など使い捨てプラスチック製品の使用を禁止したり、禁止の方針を示したりしている。
マクドナルドも、英国では紙ストローを提供している。大手企業は、さすがに対応が早い。
しかし、残念なことに、日本の動きは鈍い。
プラスチックごみを削減する「海洋プラスチック憲章」を、米国と共に承認しなかったのだ。
6月19日、米西部ワシントン州シアトルで、飲食店や食料品などでプラスチック製の使い捨てストローやフォーク、ナイフなどの提供を禁じる条例が施行された。シアトルの試みは全米の主要都市で初めてだ。違反した場合には罰金250ドル(約2万8000円)を課すとした。今回のスターバックスの対応は、この条例を受けてのことだ。
国としては対策が遅れ気味の米国では、このように各州で対応が進み、当然のことながら条例に従う(罰金を払いたくない)企業は対策を講じる。
日本もそうした動きを真似してほしいものだ。国が遅れをとっているのなら、各行政や企業が率先して動けばいい。
さて、東京では、どこのカフェが最初に紙ストローを使用するのか、これから楽しみに見守ろうと思う(*^-^*)
写真は、最近よく行く用賀インター前のスタバ(本社はシアトル)で私がよく陣取っているソファー席からの眺めと、二子玉川のカフェ(シアトルに本店を構えるシアトルズベストコーヒー“シナボン”)です。
シアトルで条例が施行されたニュースを読んで、早速見に行ったのですが、さすがに日本ではまだ両店ともプラスチックストローでした~(;・∀・)
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