アラフォー世代は、不遇の世代だ。アラフォー世代が歩んだ20年を思い出すと、こんな感じだ。
2000年 23歳 就職氷河期
2004年 27歳 ワーキングプア
2008年 31歳 派遣切り
2018年 41歳 アラフォークライシス
こうして改めて見ると、私たちの世代って、ちょっと運が悪すぎるよ……(>_<)
経済状況によって、それぞれの世代が歩む運命は全く変わると言っても過言ではない。
自分の歩んできた時代だけが常識だと思っていると、世代間ギャップに苛まれることになるので注意が必要だ。
(そういう人、あなたの周りにもいませんか?笑)
バブルのころ、大卒者の求人倍率は2倍を超えた。しかし90年代に就職氷河期が到来、2000年代半ばまで企業の採用意欲は低迷した。今のアラフォーは、その厳しかった時期に就職活動をした世代。当時の影響が、今も尾を引いている。30代後半の給与は5年前に比べ4300円の減少、更に40代前半では2万3000円も減っていたのだ!
この世代間格差は、就職したタイミングが大きく影響している。日本には「新卒一括採用」という仕組みがあるため、新卒での入社チャンスを逃すと、後から取り返すのはなかなか難しい。たとえ新卒で正社員になっても、希望した会社に就職できず、転職を繰り返した人もアラフォー世代は少なくない。
昇進や昇格にも大きな壁が立ちはだかる。アラフォー世代の一つ上の「バブル世代」の存在だ。
40代前半で課長になった人の割合を比べると、アラフォー世代は上の世代と比べて、課長になれる割合が少ない。大量採用されたバブル就職世代が上につかえているため、昇進や昇格のスピードが遅れているというのだ。
また、アラフォーの中でも、より深刻な状況にあるのが「非正規雇用」で働く人たちだ。日本の世代別の労働人口を見ると、最も多くを占めるのが35歳から44歳までのアラフォー世代で、およそ1500万人。労働の中核を担う世代にも関わらず、そのうちの383万人は非正規雇用者なのだ。(そして、彼ら、彼女らがミッシングワーカー予備軍となってしまう可能性は高い)
これは、個人が努力をしなかったからとか、怠けているからということではなく、社会構造の問題、雇用構造の激変という問題が背景にあるのではないだろうか。
今日のテーマは、奥が深いので、明日に続きます。
明日は、負の連鎖から抜け出すための一つの方法として、私が取り組もうとしている事柄を含めて、「7040問題」と題してお送りします!
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