ニコラ・テスラは、1856年生まれの発明家です。
1880年に、交流電磁誘導の原理を発見し、1884年には、トーマス・エジソンの会社「エジソン電灯」に入社します。ところが、当時直流電流による電力事業を展開していた社内で、交流電流による電力事業を提案して、エジソンと対立し、ライバル関係となりました。(現在、世の中で使用されている技術は殆どが交流電流であり、テスラの方が正しかったと証明されています。)
エジソンの会社を辞めたテスラは、1887年、「テスラ電灯社」を設立します。交流電源の他、蛍光灯、熱伝導、リモートコントロールの原理、太陽発電など、様々な発明をします。
その中でもテスラの代表的な発明は、「テスラコイル」です。これは、高周波、高電圧を発生させることのできる空中放電実験共振型変圧器で、二つのコイルで構成されています。これらを共振させることによって高周波、高電圧を発生させることができるのです。その際、すさまじい稲妻を放電し、その放電実験は25マイル先まで、200個の電球を電線なしで点灯させることに成功しました。無線で電気を送るこのシステムは、驚異の発明でした。(二コラ・テスラ②に続く)
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